ファンの輪を広げるインタビュー
先月、とある企業の社長インタビューを行いました。講演で使うスライド資料を作るためで、2時間ほどのセッションを計3回重ねて内容を詰めていきました。
流れとしては、事前の打合せで方針を決め、それに沿ってJOINで叩き台となる資料を準備します。1回目のセッションではイメージを膨らませ、アウトプットへの共通認識を図ります。同時に「こんなことも含みたい」というアイデアをブレストします。予定調和にならないようにこの時点では制限を設けず、どこまでも広げていくことを大切にしています。
次に、1回目のブレスト内容を具現化するための材料を集めます。その会社から提供される資料もあれば、時代的なトレンドテーマに沿った情報を集めることもあります。今回は講演の聞き手が興味を持ってもらうような話題を盛り込みました。2回目のセッションでは、叩き台をアップデートして、材料を足していきます。
「そのまま進めば完了」と言いたいところですが、この時点になるとかなり具体的なイメージを持つことができるので、ある種の違和感が生まれます。「本当に伝えたいことは何なのか?」という本質的な疑問です。70~80%ぐらいは完成していたものをゼロから見直します。スケジュールとのせめぎ合いになりますが、ここでしっかり踏み固めることが大切です。話し手も聞き手の私たちもとても苦労するステージですが、話し合い考え続けることでアウトプットは磨き上げられていきます。気付かされることも多く、刺激的な体験です。
3回目では、さらにそれをブラッシュアップしていきます。この段階では「いかにわかりやすく表現するか」ということを大切にします。専門的だったり社内用語を使っていないか?みんな知ってるはずという思い込みがないか?自慢話ではなく自分ゴトとして共感してもらえるか?などについて改善していきます。時間を重ね話し合って知りすぎているので、これが実際は難しい作業です。最後にはデザイン的な体裁を整えて納品、本番となります。
インタビューコンテンツにはたくさんの用途があります。
・セミナーや講演資料
・自社サイトやブログでのコンテンツ発信(連載モノの記事にすることもできます)
・特に、採用やIRには有効
・取材関心を高めるためのメディア記者へのネタ提供
自社や経営者の物語を通して、見込み/既存顧客・採用希望者・投資家などにファンの輪を広げることができます。お気軽にお問い合わせください。写真撮影も含めたプラン「THE INTERVIEW」もご用意しています。